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6月優待銘柄のカラウリ機会を探る

ちむどんどんする株主優待

過去の記事「カラウリ投資家は優待だけで満足はしない」にも書きましたが、株主優待は日本固有の制度で、個人投資家の裾の拡大に大きく寄与してきました。現在、日本には約3800社の上場企業がありますが、株主優待(株優)を導入している企業は1300社ほどあります。海外在住の投資家には優待品が送付されませんし、サービスの利用も受けられないという状況が、投資家間の不公平を招いているとの批判から、最近では優待を廃止する動きも目立ち始めています。

優待廃止となっても実際には配当金等を含めて考えれば、株主還元が悪化しないケースが大半だと思いますが、それでも株主優待からは経済的価値を超えるワクワク感を得られるような気もします。特に毎年6月は人気の優待銘柄が多く、楽しみにしている個人投資家も多いと思います。今年の権利付最終日は2022年6月28日(火)ですので、新たに株主となって優待を狙う場合は、「どの銘柄を買うか」「継続保有すべきか」「クロス取引を使うか」「逆日歩の影響をどう予測するか」などの作戦を立てることになるでしょう。

優待だけではなくカラウリも狙いたい

株主優待はクロス取引(優待クロス)を活用することでリスクをある程度抑えることは可能です。一方、カラウリ投資家としては株主優待を手に入れつつ、純粋に権利落ち後の株価下落で利益を取る、という作戦も取り得ます。

下表は6月の株主優待人気銘柄の、1年前(2021年6月)の権利落ち日前後の株価の動きをまとめたものです。権利付け最終日の1週間前を基準日として、「基準日終値」「権利付最終日終値」「権利落ち日始値」の株価を比較しています。

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