万事うまくいく天赦日
突然ですが「天赦日」という言葉を聞いたことがありますか？「てんしゃび」または「てんしゃにち」と読みます。日本では、暦上で「最上の吉日」とされている日なのです。この日は「百神天に昇り、天は万物の罪を赦（ゆる）す、天赦日のみ万（よろづ）よしの最上の大吉日」とされており、要は何をやってもうまくいくという「スーパー開運日」なのです。
投資は理論的・客観的に行うことが必須ではありますが、玄担ぎや神頼みをした方が気持ちが落ち着くという方も多いと思います。私自身も仕事の拠点の一つが山梨県甲府市にあるので、月に数回は勝運のご利益がある武田神社（写真）にお参りして、カラウリの成功を祈願しています。
さて、天赦日が「最上の吉日」と聞くと、一生のうちにそう何度も出会わない貴重な日に違いないと思うかもしれません。しかし、実際には毎年に数回は天赦日があります。2011年1月以降、2022年5月までの間では69回の天赦日がありましたので、年に5〜7回の計算となります。
天赦日には開業したり新しい財布を使い始めたりすると良いと言われます。つまり金運を強くサポートしてくれる日というわけで、投資家にも心強い日となります。
天赦日の日経平均のパフォーマンス
ところで、天赦日はカラウリに適しているのか疑問が湧きます。そこで2011年以降の天赦日における日経平均のパフォーマンスを調べてみました。
